成長への投資
Growth
3年で「どこでも通用する人材」に。
バイセルの人事制度・育成プログラムとは
執行役員 人事戦略室 室長
江藤 彩乃
Etoh Ayano
2005年に新卒で株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)に入社。結婚情報サービス「ゼクシィ」の事業企画および商品企画、事業開発に従事した後、株式会社リクルートマーケティングパートナーズの人事責任者を経験。2023年より株式会社ビズリーチで人事制度改定や人材マネジメント方針刷新を経験し、2024年11月株式会社BuySell Technologies入社、2025年1月より人事戦略室 室長。
なぜバイセルは、人の成長に本気なのか
私がバイセルに入社したのは2024年11月。リクルートで約20年、ビズリーチでの経験を経て、なぜバイセルを選んだのか。それは、この会社が本気で「人の成長」に向き合おうとしている、その変革の瞬間に立ち会えると感じたからです。
実際に入社してみて驚いたのは、社員の皆さんの変化への対応力の高さでした。社長交代、戦略変更、そして人事制度の大幅な刷新。普通なら抵抗があってもおかしくない大きな変化を、「より良い未来のためなら」とスピーディーに受け入れてくれる。お客様やメンバーに寄り添う共感力も高く、根っからの“いい人”が多いと感じました。
そして何より、一度やると決めたことは最後までやり抜くコミットメント力。こうした素晴らしい仲間がいるからこそ、私たちは本気で業界のリーディングカンパニーを目指せると確信しています。
バイセルのビジネスは、非常にシンプルです。お客様から商品を買い取って、次のお客様へとつなぐ。しかし、だからこそ差別化が難しい。結局、私たち一人ひとりがお客様とどう向き合い、どんな付加価値を提供できるかが勝負の鍵を握っています。
つまり「人が価値を生み出すビジネス」です。AIやシステムだけでは解決できない。お客様との対話、価値あるモノの見極め、チームでの成果創出──すべてにおいて人の成長が成果に直結します。
だから代表の徳重をはじめ、経営陣は本気で「人の成長なくして事業成長はない」と考えています。これは綺麗事ではなく、経営戦略上も極めて重要な考え方です。人が成長できる環境を整えない限り、私たちのサービスは磨かれていかない。そんな信念が、すべての人事施策の根底にあります。
新人事制度「Bet on Your Growth」の本気度
2025年1月から導入した新人事制度のコンセプトは、代表の徳重が常々語っている「Bet on Your Growth」です。これは、会社が社員の成長に本気で投資するという「覚悟」を表明したものです(徳重のインタビュー記事はこちら )。
この制度の大きな特徴は「ミッショングレード制」です。年齢や社歴に関係なく、任されるミッションの大きさに応じてグレードや給与が決まる仕組みです。過去の実績だけでなく、これからの「成長への期待」も評価に反映されるため、若手社員でも大きなチャンスを掴むことができます。
社員全員がストレッチして、手が届くか届かないかくらいのミッションに挑戦する。その過程で個人も成長し、事業も成長する仕組みです。評価の仕組みはすべてオープンにしており、透明性を担保しています。
さらに、この制度で大切にしているのが、半期に一度の「CST面談」です。これはキャリア(Career)・スキル(Skill)・ターゲット(Target)の頭文字で、一般的に言う「やりたいこと・できること・やるべきこと」と同じ考え方に基づいています。この面談では、会社の目標を一方的に押し付けるのではなく、社員一人ひとりの「こうなりたい」という思いと、現在のスキルや状況を踏まえて、一緒に目標を設定していきます。
実際にこの制度を導入してから、「自分の成長につながりそうだ」「何を頑張れば評価されるかが明確になった」という声が多く寄せられています。また、エンゲージメントサーベイでも、制度への満足度スコアが明確に向上しました。
※人事制度の詳細についてはこちら
BuySell Technologies、2025年1月より新人事制度を導入3年で「どこでも通用する人材」に育てる
私たちは、入社後3年間を「ビジネスパーソンとしての土台を作る期間」と位置付けています。この「土台」には、2つの意味があります。
1つ目は「仕事に向き合うスタンス」です。主体性を持って物事を自分ごと化し、トライアンドエラーを繰り返しながら軌道修正していく力。これはバイセルに限らず、どのような環境でも成功するために必要な力です。
2つ目は「スキルのポータブルさ」です。例えば営業力は、単に「査定ができる」というスキルにとどまりません。コミュニケーション力や交渉力として捉え直すことで、どんな仕事にも応用できます。私たちは、こうしたスキルをなるべく早い成長角度で身につけてもらいたいと考えています。
そのために用意しているのが、段階的な育成プログラムです。
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【1】入社後研修:社会人としての土台を固める
まず入社後研修では、社会人としての基礎を徹底的に学びます。自ら考えて動く「主体性」と、経験から学び成長する「経験学習力」を身につけることを目指します。
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【2】事業部イネーブルメント研修&フォロー体制
イネーブルメントチームによる伴走も、私たちの強みです。このチームは2020年以前から受け継がれている専任の教育部隊で、現場で高い成果を上げたメンバーが、教育に特化して後輩を支えています。
こうした伝統を大切にしながら、新たな研修プログラムもスタートさせています。 -
【3】新卒3年目までのステップアップ研修
2〜3年目のステップアップ研修では、がむしゃらに走ってきた経験を振り返り、自分の強みや課題を整理します。単に「レンガ積みをしている」だけではなく、「こういうスキルが身についた」と自分で認知できるようになることが重要です。
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【4】キャリアデザインワークショップ
3〜4年目のキャリアデザインワークショップでは、「自分は何を大切にして働いているのか」を棚卸しして、この先のキャリアを自分で描く力を養います。
これらの取り組みはまだ始まったばかりですが、社員一人ひとりが自分のキャリアの主役になるための、大切な機会になると信じています。
成長する社員たちが、証明してくれること
この会社で挑戦している社員が、実際に大きく成長している姿を見るのは本当に嬉しいことです。
例えば、自身の挫折経験を乗り越え、現在は300名を率いる営業部長として活躍している戸野谷さん。新卒入社4年目というスピードでセンター長に抜擢された谷さん。そして、マーケターとして入社3年目で事業利益を2.6倍に伸ばすという大きな成果を出した高橋さん──。
彼らがバイセルという環境を活かし、素晴らしい成果を出してくれている。その事実こそが、私たちの取り組みが間違っていないという何よりの証です。
変革期だからこそ、得られる豊かさ
今のバイセルは変化が激しい、まさに変革期です。出来上がった会社に入るのではなく、こうした変化を楽しみ、一緒に会社を創り上げていける人と働きたい──。私は強くそう思っています。
“挑戦すること”は、人の成長に大きな影響を与えます。簡単なことではないので苦しみも伴いますが、本気で取り組んだからこそ得られるものは必ずあります。
私自身も経験したことですが、前職で難しいプロジェクトに仲間と本気で向き合ったプロセスが、今思えば「青春だったな」と感じています。結果そのものよりも、仲間と汗水たらして向き合った過程そのものが、お金には代えがたい“人生の豊かさ”に繋がるのではないでしょうか( 江藤の転職理由などを聞いたインタビュー記事はこちら )。
バイセルは今、数字だけを追い求める経営から大きく転換しています。人事制度も組織風土も、本気で変えようとしている。
この変革期というのは、実は大きなチャンスでもあります。完成された組織では味わえない、会社を創り上げていくプロセスを経験できる。これこそが、今のバイセルで働く最大の魅力だと考えています。
本気で挑戦する人と、共に創る未来
私たちが求めているのは、受動的に何かを与えられるのを待つ人ではありません。「未来をこうしたい」という明確な意志を持ち、それを仲間と共に実現していきたいと本気で思える人です。
今はまだ自信がなくても、「こうなりたい」という強い意志や憧れを持つ人なら大歓迎です。憧れが持つエネルギーは非常に大きな力を生み出します。さらに、周りに憧れる先輩や同僚がいれば、人は自然とその方向に引っ張られ、成長していくものです。
私たちは、あなたの挑戦を見守るだけの会社ではありません。本気で挑戦する人に対して、成長に必要な機会や支援は惜しみなく提供します。
「Bet on Your Growth」──この言葉には、私たちが社員一人ひとりの可能性に賭ける覚悟が込められています。そして同時に、あなた自身が自分にも自分の成長に賭ける意志を持ってほしいという願いが込められています。
バイセルでの経験は、必ずあなたを大きく成長させるでしょう。この環境を活かして、会社と共に成長し、未来を一緒に創っていきたい。そう思ってくれる人と出会えることを、心から楽しみにしています。