トップインタビュー

Top Interview

リユースの未来を創る挑戦を。
成長意欲を持つ仲間と共に、
業界のトップを目指す

代表取締役社長兼CEO

徳重 浩介

Tokushige Kosuke

2006年に新卒で株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)に入社。飲食情報領域の営業を経て、株式会社リクルートマーケティングパートナーズにおいてマーケティング支援事業・教育支援事業の責任者として従事。2015年同社執行役員に就任。2019年に株式会社リクルートライフスタイルの執行役員に就任し、飲食店向け集客メディアやDX支援等を推進。2024年4月より現職。

価値に気づいていないモノにも光を当てる。バイセルが創るリユースの未来

私がバイセルにジョインしたのは2024年4月。私が、なぜバイセルを選んだのか。それは、この会社と業界に圧倒的な可能性を感じたからです。 バイセル、代表取締役の異動および新経営体制のお知らせ

リユース業界は今、非常に成長著しい産業です。しかし、この市場にはまだ「一強」と呼べるプレイヤーが存在しません。大手企業から個人経営まで、さまざまな規模の事業者が競い合っている市場で、圧倒的ナンバーワンになれる可能性がある。そんな業界なんです。
私たちバイセルは、出張訪問という領域で年間40万件という圧倒的な規模の訪問数を誇っています。これだけの規模でビジネスを展開できるプレイヤーは他にいません。だからこそ、私たちには社会を変える責任があると考えています。

その思いを込めて、私たちは「マーケットメイク」をしていきたいと考えています。これは単にシェアを取るという話ではなく、社会の常識を、私たち自身の手で変えていくという決意なんです。例えば、これまでの価値観では「価値が分かるものだけが売買される」という考え方が一般的でした。しかし、私たちは「お客様自身が価値に気づいていないモノ」や「大きくて運べないモノ」にも光を当て、次の価値へとつなげていくことを目指しています。

今、家の整理で何かを処分しようと思った時、多くの人は「廃棄する」ことを考えるかもしれません。ですが、私たちが目指すのは、「リユースしよう」「バイセルを呼ぼう」と、真っ先に思い浮かべてもらえる社会です。現在、バイセルを利用したことがある人は日本の人口の5%未満ですが、これが3割、4割になれば「すぐに捨てずに、次の人に渡す」というリユースの感覚が当たり前になるはずです。

また、リユース業界はITや金融のような注目を集める産業ではないかもしれません。しかし、私たちがこの仕事を面白くし、世の中に喜ばれる価値を提供し続けることで、この産業自体の価値を高めていきたい。そんな想いも込めて、私たちはマーケットを「メイク」していくことに挑戦し続けています。

こうしたビジョンは、個人間で売買するフリマアプリの思想とは異なります。フリマアプリは、自分で価値が分かっていて「売れるだろう」と思うものを、手間をかけて出品するサービス。でも私たちはお客様自身が価値に気づいていないモノ、大きくて運べないモノにも光を当て「家にあるものすべてがリユースの対象になり得る」という世界観を目指しています。それは単なる売買ではなく、価値の「循環」そのものを生み出す改革なんです。

会社の成長が、社内に無数のチャンスを生み出す

全国に700人以上いるバイセルの査定員が、お客様のご自宅を訪問し、直接コミュニケーションを取る中で、「こんなものまで売れると思っていなかった」という驚きや発見が数多く生まれています。お客様自身が気づいていなかった価値を見つけ出し、驚きと感動を提供する。こうした体験を一つひとつ積み重ねていくことが、リユース市場を広げていく原動力になると信じています。

私自身、完成された大企業ではなく、成長のポテンシャルを秘めた会社に入り、自分たちの手で1兆円規模の会社を創り上げていく。そのプロセスを味わえる環境こそが、自分の成長にもつながると考えています。

皆さんにとっても、最高の成長環境がここにはあると断言できます。バイセルは年率30%以上の成長を続けており、それに伴い新たなポストが次々と生まれています。現在、バイセルにはポストがまだまだ空いている状態です。横への異動も上への昇進も、意欲さえあれば無限のチャンスは無限が広がっています。

さらに、機会が豊富にあるだけでなく、その機会を最大限に活かすための知識やスキルを学べる環境が整っているのもバイセルの強みです。今いる経営陣や本部長クラスは、現場でトップクラスの実績を上げてきたメンバーばかり。そんな優秀なメンバーたちと近い距離で働き、直接学べる環境がここにはあります。

今のバイセルは、まさに「第二創業期」を迎えていると言えるでしょう。創業から積み上げてきた事業基盤の上に、新たな経営体制と優秀なメンバーが加わり、次のステージへと進化としています。会社としてはまだ若く、成長の可能性は無限大です。まるで、可能性に満ちた新しい命が力強く成長していくような、そんなエネルギーを感じます。

正しいやり方やノウハウを共有しながら、一緒に成長していける環境がここにはあります。完成された組織では味わえない、会社を創り上げていくプロセスを経験できるのも大きな魅力です。第二創業期を迎えた今だからこそ、皆さん一人ひとりが会社の成長に直接貢献し、その変化をリアルタイムで感じることができます。このダイナミズムこそが、バイセルという環境の最大の魅力だと考えています。

本気のコミットメント。「Bet on Your Growth」という約束

これまで100人以上の社員と直接面談し、対話を重ねてきました。全社の情報共有会の後の懇親会、さらには二次会まで参加し、若手社員の悩みにも直接耳を傾けています。机上のアンケート結果だけでは見えない本音が、こうした場でこそ聞けるからです。

社員と本音で向き合う中で、見えてきたことがあります。それは、仕事のやりがいや成長実感を得るためには、上司や仲間との関係性が何よりも重要だということです。例えば、「上司が自分の成長をしっかりサポートしてくれる」と感じることで、社員のモチベーションは大きく向上します。

だからこそ、社員一人ひとりと最も近い距離で接する管理職のマネジメント力向上が不可欠だと考えています。管理職が適切なサポートを行うことで、社員が安心して挑戦し、成長を実感できる環境を作ることができるからです。

この課題に対応するため、研修制度を強化しました。具体的には、一般的なマネジメント手法に加え、私自身がマネジメントについて指導をする社長研修「徳重塾」を導入しました。また、実践的なケーススタディを通じて、現場での課題解決力を養うプログラムも実施しています。これにより、管理職が社員の成長を支援するための「武器」を身につけられる環境を整えています。

人事制度を刷新した際、「Bet on Your Growth」というスローガンを掲げました。これは「社員の成長に賭ける」という私たちの決意表明です。会社の成功は、採用と育成の成功にかかっている。だからこそ、今はまだ未熟でも、自分を変えて成長しようという姿勢を持つ人を全力で支援します。

また、私たちのバリューを具体的な行動に落とし込んだ 「 バイセルのものさし 」も大切にしています。これは「ホスピタリティ」「プロフェッショナル」「クリエイティブ」という会社のバリューに基づいた具体的な行動やスタンスを整理したもので、日々の振り返りや成長の指針として活用されています。

その結果、この1年(取材:2025年7月)で離職率が改善し、従業員エンゲージメント(eNPS)も向上しました。会社へのエンゲージメントは着実に高まっていると実感しています。
しかし、私が目指す山の頂上から見れば、まだ一合目か二合目。これからが本当の勝負です。

未来を創る覚悟はあるか。君の挑戦を、ここで待つ

バイセルは、リユース業界の未来を切り拓くために、テクノロジーの活用を積極的に進めています。今後の事業戦略として、データドリブンな経営を徹底し、さらなる成長を目指しています。例えば、過去のデータを活用し、「このブランド品を売却されたお客様は、ノンブランドジュエリーもお持ちの可能性が高い」といった仮説を立て、査定員がより的確な提案を行うことで、より多くの価値を引き出せる仕組みの構築を目指しています。

また、AIの活用も進めています。査定方法などをいつでも確認できる独自のAIを社内チャットツール上で展開し、生産性を向上させています。これにより、これまで1時間かかっていた査定が、AIを活用することで3分の1の時間で完了することも可能になると考えています。こうしたテクノロジーの力を活用しながら、私たちは業界のリーダーとして、より多くのお客様に価値を提供していきます。

しかし、どれだけテクノロジーが進化しても、それを活かすのは「人」です。私は、20代前半の働き方が、その後の人生に大きく影響すると考えています。そのため、最初からワークライフバランスばかりを重視するのではなく、今この時を“量が質を凌駕するフェーズ”と捉え、自分のエンジンを燃やせる馬力を鍛える環境に身を置くべきだと、あえてお伝えしたいですね。

バイセルが求めるのは、高い成長意欲を持つ人材です。特に大切にしているのは「素直さ」。これは、アドバイスを受け入れて、まずやってみる姿勢のことです。自分のやり方に固執せず、新しいことを吸収して成長していける。そして、粘り強く挑戦し続ける力。困難があっても諦めず、最後までやり遂げる強い意志を持った人に来てほしいと考えています。

私たちは本気でリユース業界のトップを目指しています。新中期経営計画でも、M&Aを含まずに2027年に売上高1,400億円、営業利益110億円という目標を掲げています。リユース業界の圧倒的ナンバーワンにならなければ、世の中に対する発言権も得られません。こうした大きな目標に共感してくれる人を、強く求めています。

私はよくマネージャー陣に「会社を動かす当事者であれ」と話します。自分たちの手で会社を成長させていくという意識を持ってほしい。同じ船の仲間として建設的な意見は大歓迎ですが、外から評論するだけではなく、自分ごととして会社の未来を考えてほしいのです。

業界のトップになるということは、その業界の未来を左右する存在になるということ。人生でより大きなチャレンジをしたいと思う人には、最高の環境がここにあると約束します。